デブでトロく舐められてばかり
人から舐められてばかりの人生だ。
私は小学生の頃からイジメられ、大人になってからも見下されてばかりだ。
私のほうにも問題があった。
学生の頃から落ち着きがなく、会話も一方的に喋りまくり、余計な一言で人を不快にさせる。
社会に出てからは、どこの職場でも仕事ができない。
自分に自信が無く、常に他人の目を気にして挙動不審。
私の鈍い動作や態度で「こいつは舐めても大丈夫だろw。」と相手は思うのだろう。
自分の至らない点は大いに反省して、舐められないように努力するしかない。
私にも面子はある
私だって人から見下されたくないない。
だから面子(メンツ)で飯を食ってるヤクザを参考にした。
面子とは世間から受ける評価だ。
ヤクザは世間の人々から自分がどう映っているかを常に気にしなければならない。
世間から怖がられなければならないのだ。
だからヤクザは絶対に舐められてはならない。
隙を見せてはならない。
なぜヤクザは恐れられなければならないのか
個人間のいざこざには、警察は何もしてくれない。
いわゆる民事不介入である。
そのうえ双方が違法な行為(覚せい剤の売買など)をした結果、トラブルが生じたら警察なんかに頼めるはずがない。
しかし、互いが相手を何とか懲らしめてやりたいと思っていたら?
または相手が激怒しているから、一方は何とか場を収めたいこともあろう。
そんな時はヤクザに解決や話の取り纏めを依頼するのだ。
ヤクザの背後に存在する暴力と恐怖という力に双方は屈服せざるを得ない。
だから「あのヤクザは怖くねー」と思われたら、もはやヤクザとして生活出来ない。
繰り返すが、ヤクザは面子(世間のイメージ)よりも重要なものはないのである。
ヤクザは周囲から恐れられる存在でなければならない。決して舐められてはならないのだ。
私は今以上に舐められたくない。ダサいまま死にたくない。
世の中には人前では決して隙を見せない人がいる。
私のように直ぐに弱音を吐く人間とは、明らかに面構えが違う。
だらしない自分を変えるため、ヤクザ関係の本を数冊読んでみた。
ある親分は週に3回も床屋に行くと書いてあったときは驚いた。
私なんて身だしなみに気を遣うことはなかった。
外見すらきちんと整えてなかったから舐められるのは当然だった。
向谷匡史氏の書籍から多くのことを学んだ
向谷匡史氏の書籍はオススメだ。
記者として多くのヤクザを取材してきた方で、また文体も読みやすい。
実践的な内容が書かれているから、日常生活に取り入れることが出来る。
さらに自分の知らなかった世界を知ることが出来て、大いに興奮したことを今でも覚えている。
特に面白かった向谷氏の本を紹介しておく。
ぜひ手に取ってほしい。
成功する人だけが知っている「一万円」の使い方 (草思社文庫 む 1-1)