Contents
挨拶の重要性(半導体の製造工場 31歳くらい)
挨拶は言うまでもなく基本。
社会人で一番重要なものであることは言うまでもない。
「職場で同僚と挨拶が出来ない人間は、すぐにその職場から去るべきだ。」
私はここまで言わせてもらう。
近所のスーパーでは同僚がたとえ接客中であっても、
「おはようございます」「お疲れ様です。」「お先に失礼します。」ときちんと挨拶している。
職場で挨拶なんてしなかった
始め偉そうなこと言ったが、私は職場でほとんど挨拶なんてしたことなかった。
挨拶の重要さについて全く知らなかった。
学生時代より友達がいなく「バイバイ」と伝えても無視されていた。
また運動部等に入っていなかったから、挨拶の習慣が身に付かなかったのかもしれない。
高校卒業後すぐに働き始めた新聞配達所では、全員挨拶なんてしていなかった。
みんな眠気でイライラしながら自分の朝刊の準備を始めて、一人一人勝手に配達に出かけていた。
挨拶の習慣を身につけることは絶対に必要
若いうちに挨拶をきちんとするという習慣を身に付けていなかったことは本当に後悔している。
30歳にもなって挨拶の習慣が全く無いまま、ある地方の工場で働き始めた。
職場のメンバーと一つの班となり、同じ製造ラインにそれぞれ割り当てられていた。
私が入った時には、すでに私以外のメンバー同士の仲は良さそうだった。
私は自分から輪に入れるタイプではないし、他のメンバーから挨拶されると自分も会釈する程度。自分からは挨拶などしなかった。
ある朝出勤すると、班のメンバーからの私に対する態度が非常に冷たい。
以前なら私は会釈を返す程度でも、向こうから挨拶程度はしてくれたのだが、誰も挨拶すらしてくれず目も合わしてくれなくなった。
気まずい雰囲気だなと思いつつ仕事に入った。
「お先に失礼します」のたった一言の挨拶をしなかったため全員から嫌われた
勤務中にリーダーが近づいてきて
リーダー「おい○○。昨日俺たちに全く挨拶せずに帰っただろ。」
私「え、あの。」
当時は私も含め、メンバー全員が喫煙者だった。
前日の勤務終了後、私は交代要員との引き継ぎに時間が掛かり、遅れて喫煙室へ行った。
他のメンバーは話しながら楽しそうに吸っていたため、私は近寄らず一人で黙ってタバコを吸い無言でそのまま帰宅した。
メンバー全員が、私のその態度が気に食わなかったらしい。
リーダー「みんな、君にキレていたよ。あいつ何様だよ! って。みんな言ってたぞ。
俺も思った!。」
私「あぁ、はい。すみません。」
リーダー「あのさぁ、仕事終わったら『お疲れ様でした!』だろ。
先に帰るなら『お先に失礼します!』ってきちんと言えよ! 言わなきゃダメなんだよ!!」
ここまで怒鳴られて、自分は社会人としての基本の礼儀すら知らなかったということだ。
18歳から働き始めて30歳になってやっと気づくなんて相変わらず情けない。
挨拶に関し、私を叱ってくれたリーダーには本当に感謝をしている。
下記のセリフを覚えるだけでよいのだ。
そして声に出して聞こえるように言わなければならない。
①仕事終わったら『お疲れ様でした。』
②先に帰るなら『お先に失礼します。』
もちろん仕事開始時も「おはようございます」など職場で使われている挨拶に合わせる。
挨拶だけは誰に対してもする。
同僚のなかには、苦手だったり嫌いな人がいるかもしれないが挨拶はしなければならない。
たとえ相手に無視されていても一言だけは絶対に言うこと。
また先に帰る際、先輩が忙しそうで挨拶に行ったら逆に迷惑を掛けると思ったときは、同僚に「○○さんにも『お先に失礼します!』と伝えておいてください。」など工夫すべきである。
「挨拶にスランプなし!」
これは松村邦洋(まっちゃん)の名言である。
松村 : (高校では)先輩は怖かったけど、挨拶指導があったことには感謝しています。礼儀の免疫ができているので、芸能界に入ってから、よかったなと思うことの一つですね。挨拶はやって当たり前。されていやな感じはしませんから。※冒頭の(高校では)は管理人が追加
出典:「挨拶にスランプなし」「老いてこそ花」今年でデビュー35周年…仕事が途切れない男・松村邦洋(55)の“謙虚な生き方”
https://bunshun.jp/articles/-/61315?page=3