口臭対策
私の口臭で多くの人を不快にしてきた
これまで多くの人々に様々なことで迷惑を掛けてきた。
その中でも特に周りの方々を不快にさせたのは私の口臭だと思う。
私の経験を通して、皆様の口臭対策に役立てればと思う。
下記の事項が当てはまったら要注意
①話している途中、相手に嫌な顔をされる。
②話している途中、ビックリされて咳をされる。
③電車で隣に座っている人が睨んできて移動する。
③自分の前で、これ見よがしに他者がマスクに消臭スプレーをする。
④同僚から飴やガムを渡させる。
私は全ての項目に当てはまっていた。
私は周囲の態度に鈍感だから、自分では口が臭いと思っていなかった。
ただこれほどの対応をされると「私の口から悪臭が放たれているのではないか?」と心の奥では僅かながらに感じていた。
それにも関わらず、「自分では臭わないから」という私の思い込みが激しい性格が災いし、長い間全くケアをしていなかった。
※口のすぐ上に鼻が付いているのに、なぜ自分の口臭を気づけないのか?
それは「自分のニオイに順応して臭いのが分からなくなる」らしい。
中年にかけて口臭がますます酷くなってしまったようだ
このような他者からの「あなたの口臭は酷い」というサインを無視してきたのだが、30歳後半から唾液の減少なのか、人から嫌な顔をされる回数が明らかに増えしまった。
電車で隣に座った人から睨まれたり、「ウァ」と通りすがりに言われることも多くなった。
ここまで露骨にされると、さすがの鈍感な私でも食後の歯磨きだけは始めた。
発達障害の恐ろしさ
私は普通に生きていると自分では思っていた。
「俺は自分勝手に行動していない! 他人に迷惑を掛けずに生きている。色々なトラブルや嫌なことが起こるけど私の責任ではない。他人が悪いのだ」と思っていた。
しかし環境を変えたにも関わらずどこに行っても人間関係に問題が生じてしまうなら、自分の行動ほうにに問題があるのではないかと考え方を変えるべきだと思う。
他人に責任を押し付けたままでは思考停止であり、もはや進歩しない。
なぜか周りに避けられる。がむしゃらになればなるほど自分が社会とズレてしまう。
おかしい。自分の責任ではない。
しかし今考えると自分の身の回りに生じる多くのトラブルは、私が原因だったと思う。
発達障害の人が自力で生活していくには、自分自身を客観的にみる訓練をして、自分の行動を矯正するしかないと思う。
まずは基本的な口臭対策から
①食後の歯磨きの習慣を徹底する。
やはり基本は歯磨き
私は唾液が少ないせいか、食事の後は口内に料理の味が残ってしまう。
食事と歯磨き粉の味が混ざるのが苦手で、食後の歯磨きはやってなかった。
またやはり面倒くさいということもあった。
本当に面倒くさいがりやのダメ人間である。
有吉弘行は一日6回も歯を磨いているとラジオで言っていた。
一流芸能人ともなるとここまでするのか。
ほんの少しの隙さえも見せられない世界なのであろう。
②虫歯を治療する。
口から酸っぱい臭いがする人は虫歯が原因であろう。
③人に会う前に臭いの強い食べ物(ニンニクなど)は絶対に食べない
まずはこれらを習慣にしよう。
人に嫌な顔をされる回数は減らなかった
私は口臭対策として、上記の①～③という基本的なことを徹底した。
しかしまだ私の口臭は酷いらしく、銭湯の湯船で息を吐き出すと隣の人から露骨に嫌な顔をされた。
耳鼻咽喉科に行ったけれど
歯磨きしても口臭が酷いようなので耳鼻咽喉科に相談しに行った。
しかしネットなどで書かれている一通りの原因とありきたりなアドバイスされただけで終了。
全く役に立たなかった。
舌苔対策に舌ブラシも買った
色々調べ舌苔が原因だと思い、舌磨きブラシも買ってみた。
効果は無かった。
一体どうすればよいのか。
自分の口臭の原因を見極める
人により口臭の原因は様々
口臭の原因によく挙げられものに、臭い玉(膿栓)がある。
扁桃腺の穴に溜まる食べカスと細菌の塊らしい。
ただ私は扁桃腺を切っているので膿栓はない。
歯も磨いた、虫歯も治療した、舌ブラシも使った、膿栓もない。
さらに私はタバコも吸わない。
「私の口臭は一体どうしたらよいのだろうか?」と悩みに悩んだ。
やっと見つかった私の口臭の原因
口臭の発生箇所を特定しよう
私のように歯を磨いても口が臭いなら、歯以外に必ず原因があるはずである。
また前述のように膿栓など無いしタバコも吸わないにも関わらず、原因の分からない口臭に悩んでいる方々に読み進めて頂きたい。
口臭の発生箇所の特定方法
下記の手順で口臭の発生箇所を探っていこう。
①まず水で歯を磨く ※歯磨き粉はつけない。
②マスクを人差し指に巻く。
③口内を人差し指で擦(こす)りながら、臭いを特定していく。
唇の内側、歯茎、舌など、部位ごとに拭きながら、実際に臭いを嗅いでニオイの発生箇所を探していく。
やっと分かった! 私の口臭原因
この方法で自分のニオイの発生場所が特定出来た。
舌の奥である。
私の身体的な構造の問題かもしれないが、口の奥のほうに食べカスが澱(おり)のように溜まっており、そこをマスクで拭くと茶色い汚れが付いた。
それを嗅ぐと強烈な不快臭が鼻を直撃した。
いくら歯だけを磨いても口臭が酷いはずだ。
ついに原因を見つけることが出来た。
結局は舌苔だったのだ。
ただし舌のかなり奥に存在していた。
舌苔が口臭の原因の一つと知ってはいたが、まさかこんな奥にもあるとは思わなかった。
写真の舌の境目からさらに奥が私のニオイの発生場所である。
舌を思いっきりベーっと出して、やっと指が届くかどうかのかなり奥である。
今でもマスク等で拭き取る際はオェっとエズいてしまう。
その場合は思いっきり舌を出し「エー」と声を出しながら拭き取れば、ある程度のエズきは抑えられている。
舌ブラシを使っても、ニオイの発生場所の汚れを取り除かなければ意味はない。
私の(ニオイの発生場所である)舌苔は、舌ブラシでは届かない舌の奥にあったのだ。
この舌の奥に溜まった澱は、拭き取るしかないと思う。
リステリン等のマウスウォッシュで舌の奥の方をガラガラとうがいしても取れない。
マウスウォッシュした後も、舌の奥を拭くと臭い澱がいつもと同じように取れてしまう。
直接拭き取ったほうが良い。
やっと口臭を克服できた
歯磨き後、舌の奥底に溜まった舌苔を取り除き、さらにマウスウォッシュで喉奥を中心にガラガラうがいして口全体を清潔にする。
私は洗った使用済みマスクを使ったり、洗濯前の肌着を指に巻いて舌奥の澱を拭き取っている。
これで私はやっと口臭を克服出来た。
外出時に歯を磨けない時
私は使用済みの洗ったマスクを常にカバンに入れている。
食後はマスクで口内の澱が溜まりやすい場所を拭き取り、同時に歯垢も取り除く。
その後念入りにうがいするれば口臭はある程度防げる。
またはこんな商品もある。
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介護、防災用にストックしておけば安心だ。
<大きな進歩> 自分の臭いに敏感になれた
舌奥の汚れを取り除いてから、自分の口臭にも敏感になれた。
「今ちょっと臭うな」と自分で分かるようになれたのだ。
前述の通り「ニオイの順応」という言葉があり、自分の臭いには慣れてしまうようだ。
だから自分の口臭、体臭などは自分自身では気づけない。
しかし普段から自分の臭いに注意し対策をしていれば、自分の発する臭いに敏感になれる。
これは自分にとって大きな進歩である。
まだ少し口臭が気になる時がある
今では臭いに敏感になれて、舌奥からの臭いにも気付けるようなった。
ただ私の舌の汚れは喉の奥深くにあり、指が届かず十分に拭き取れないこともある。
それが原因で「ちょっと口が臭うな」と思ったら、トローチを舐めている。
トローチで口臭対策
指が届かない場所からの口臭はトローチで対策している。
トローチはのどの炎症を抑える薬だが、口腔内の殺菌・消毒、口臭の除去にも効果があるとパッケージに書いてある。
口臭の除去は、セチルピリジニウム塩化物の効用らしい。
だからセチルピリジニウム塩化物の成分が入りの一番手頃なトローチを買っている。
Amazonなら上記の商品が一番お手頃だと思う。
※下記の写真のトローチは急遽必要になりマツキヨで買ったもの。
※ちなみにトローチは食べるものではない。
口中で少しずつ溶かしながら患部に当てていく薬である。
ただしトローチは飴を口にしているようで、仕事中は周囲の目が気になる。
そこで私はトローチをタブレット化している。
警備の仕事中はトイレに行ったついでにポイっと口に放りこんでいた。
タブレットクラッシャーを使用。
小さい粒にする。粉にはしない。
私は砕いたトローチをタブレットケースに入れて携帯している。
※お菓子のタブレットは気分転換のための食べ物であり、臭いを抑える効果はないと思う。
最後に
私のような発達障害は、「たしかに他人から口が臭いような顔をされるけど、自分では全く臭わないから大丈夫だろう」と自分勝手に都合良く解釈してしまう傾向にあるのではないか。
「もしかして自分は口臭がキツイ?」と思ったらすぐに対策に取り掛かるべきだ。
よく「ゴキブリを1匹見つけたら100匹いる」と聞くが、これは明らかに誇張であろう。
ゴキブリがよく出る古い物件に住んでいるので分かるが、そこまではいない。
ただし私は「1人に口が臭いと思われたら、周りの100人もそう思っている」と言いたい。
私は舌の構造的な問題もあるようだが何とか対策し克服した。
私でも口臭予防が出来た。
皆さまのお役に立てれば幸いである。
