生活

身だしなみ

身だしなみを意識する

「どんなに着飾っても、大切なのは中身」は間違い

ずっと身なりなんて気にしなかった。
「どんなに着飾っても大切なのは中身だろ」
私は中身すら空っぽなのに、この言葉を口実にして身なりなんて気にしたことはなかった。

今は違う。

中身がしっかりしている人だからこそ、自分の身だしなみで相手に不快感を与えていないかと気配りをすることが出来るのだ。

私は自分自身を客観的に見ることが非常に苦手なため、相手が自分をどう見ているかずっと気付けなかった。

電車で見かけた私の写し鏡

以前電車で、私と同年代くらいでいかにも外見に無頓着な男性が隣に立っていた。

服装に軽く目をやるとジャケットのポケットが破れており、そこにベタベタとセロハンテープを貼っていた。そのテープもホコリで真っ黒になっていた。
ゾッとした。
モノを大切にするなら、そこは縫うべきだ。
身だしなみに意識し始めた頃で、これまでの自分を見ているようで身震いした。

ただオシャレに服を着こなすことは、私には難易度が高すぎる。
しかし最低限の服装については以前よりも改善したと思う。

ファッションセンスは生まれつき才能

私も色々なファッション雑誌を参考にしてきたが、自分の服装のダサさは全く改善されない。

全体のバランスを考えて服装のコーディネートが出来ない。
要はファッションセンスがないのだ。
また自分の体型に合う服のサイズ感もよく分からない。

以前の職場にオシャレな先輩がいて、「俺は自分の身体のサイズを全て把握している」と言いうのを聞いた。
自分はそんなこと考えたことなかったから参考になった。

まず全身のサイズを測り、自分の体型をきちんと知ることから始めた。
私は現実の数字を目の前にし、平均の人々とどれほど数値が乖離しているかを知った。
これまで見て見ないふりをしていた。
いや、見たくないから測らなかったのだろう。

私はデブデブと言われ続けていたけど、そこまでのデブの自覚はなかった。
自分の体型を客観的に知ることで、筋トレにもやる気が出てきた。

発達障害の自分は、自身を客観的に見ることが出来ない

ダニング=クルーガー効果という心理現象があるようだ。
自己を正しく評価できず、能力が低いくせに自分の能力を過大評価してしまうらしい。
まさに私がそれで、正しく自己評価が出来ない。
発達障害の人に多いのではないか。

「私にデブデブとか言ってくる奴、うるさい。そこまで酷くないだろ」とずっと思っていた。
これを克服するには、改めて現実を直視するしかない。
自分の体重がBMIなどを参考にして、いかに乖離しているか直視する。
いかに自分が太っているか目を背けないこと。

そこから初めて自己を変革できるようになるのだ。

季節感を考える

身だしなみを気にするようになって、季節感も意識できるようになった。

これまでは夏でも見た目が暑苦しい服を何も考えずに着ていた。

春には春を感じさせる穏やかな色
秋はこれから厳しい冬を迎える兆しを感じさせる少し暗めの赤や緑など
季節に合わせた色を考慮しよう。

自分の体型を把握したり季節感も考えられるようになったが、ファッションセンスは全く向上しないままだ。
やはりファッションセンスは才能だと思う。

ファッションに自信のない方は、親切そうなアパレル店員さんを見つけて相談するしかないかもしれない。

おシャレになる必要はない。
周囲から「何か変」「何か不潔」とか「ダサい」と思われないようにする。
私にはこれくらいのレベルで十分だ。

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